Q.LEDは蛍光灯より省エネなんですか?

A. YES。同じ量の電気エネルギーを与えたとき、LEDのほうが蛍光灯より沢山光エネルギーを出します(=LEDのほうが明るい)。電気エネルギーが光エネルギーにどれくらい変わったかを変換効率といいます。電気屋さんで電球コーナーに行くと、”〇〇ルーメンの明るさ!”なんて表記が電球のパッケージにあるのはご存知かと思います。同じ電力なら”ルーメン”が大きいほうが省エネ、ということになります。

 消費エネルギー1W当たりの光量は蛍光灯で50ルーメンくらい、LEDで100ルーメンくらいと、約2倍くらい省エネになります。(製品によって多少ばらつきがあります)

 電気屋さんに行って実際に効率の違いを検証してみましょう!

左が蛍光灯、右がLED電球。消費電力と明るさ(ルーメン)をチェックしてみてください。

  発光効率は全光束(ルーメン)/消費電力です!単位はルーメン/Wです。

蛍光灯・・・490lm/8.0w = 61.25lm/W

LED・・・485ml/4.9w = 98.98lm/W

 結果LEDのほうが発光効率が良くて省エネです。効率はメーカーによって異なりますが、おおむね上記値になると思います。電気屋さんに立ち寄った時はライトコーナーで一度自分で計算してみてください。

ちなみに、LEDでパナソニック製など大手ものもだと160lm/Wという高効率のライトもあります!さすが!

注意点ですが、植物栽培用のライトとして光量を評価する際はルクスという単位を使うのは適切ではありません。ルクスは”ヒトの目にとってどれくらい明るく見えるか”を表したものなんです。”植物にとって明るいか”とは全く別の指標です。植物の場合はライトから出るとある波長域における光子(光を構成する粒子)の単位時間・単位面積当たりの量を考えます。この辺はまた別記事で書きたいと思います。